「半グレ」という漫画が面白い。
タイトルから分かる通り、裏社会で生きることになった男が主人公の物語です。
ですが、ここで触れたいことは、作品の紹介ではなく私がこの作品を知った過程のことです。
私は漫画は好きですが、「不良」モノや「極道」モノはあまり好きではなく、進んでこの手の作品を手に取ったりはしません。ですが読むと面白い作品があるのは分かっています。
自分の好みではない作品をなぜ読むことになったかというと、ネット広告でWeb上で無料で読める漫画として紹介していたからです。
広告として表示している作品の1ページに、なんとなく指を伸ばしてしまったのですが、そこから無料で読めるだけの話数を一気に読んでしまいました。
そして、デジタルで読むだけでなく、実際に作品を手に取って最新刊まで読むことになりました。(話が進むとますます面白くなる)
なにを言いたいかというとネット広告で無料漫画を読まなかったら、この面白い作品を見過ごしていたということです。
漫画だけをとっても世の中にはとても多くの作品が出回っています。
そんな作品達の全てを把握することは出来ません。
積極的に面白い作品を探すのでなければ、ある程度受け身となることはいなめません。
そこで当たり前のように大事なのが、作品を制作する側の知ってもらうための行動「広告」なのでしょう。
書店で置かれている作品で、良作でも知られていない作品はまだまだあるかと思います。
様々な漫画賞やランキングによっても良作が知られることもあるでしょうが、それでも埋もれていく作品はあるのでしょう。
Web漫画は、サービスであると同時に良い広告となるのでしょうね。
残念なのは、広告の見せ方でしょうか。「半グレ」のような世界観の作品は、少し読者も選んでしまうと思います。そこを万人が興味を持つように、もう少し作品紹介のコピーなどを工夫しても良いのではないでしょうか。
ちなみに「ザ・ファブル」に出会ったのもWeb漫画でした。こちらも名作です。