シューティングゲームを作ろう vol.1
Unityで縦スクロールのシューティングゲームを作りました。
その作り方をここで紹介したいと思います。
シューティングゲームを作るのは、ゲーム作りの基礎を学ぶにはちょうど良いかと思います。
今回作成するゲームは次の動画のようなゲームになります。
・「StardustWar」デモ画面
◆自機の移動は左右のみとなります。
◆弾を発射して襲ってくる敵機を撃破します。
◆背景が縦にスクロールします。
プロジェクトを作成する
まずはUnityのプロジェクトを作成しましょう。
Unityのスタートアップ画面で、プロジェクト名を「SimpleShooting」、ゲームタイプに「2D」を選択します。(今回作成したUnityのバージョンは2022.3.11f1 LTSです)
次に、画面の設定を行いましょう。今回は縦長の画面レイアウトにするのでGameタブをクリックし、アスペクト比を選択します。
Unityには縦長のアスペクト比が用意されていないため、一番下の「+ボタン」をクリックしてTypeに「Aspect Ratio」、Width&Heightに「9:16」と入力して下さい。
Unityでゲームを作るのに必要な素材をUnityのプロジェクトビューにドラッグ&ドロップします。今回はitch.ioからシューティング用の素材をお借りします。以下のリンクをクリックしてください。
SpaceShooterAssetPack
ダウンロードから次のzipファイルをダウンロードして解凍してください。
「SpaceShooterAssetPack.zip」
画像の素材が入手出来ます。
自機を配置しよう
準備が出来たところで、まずはUnityでのゲーム作りの第一歩として画像を画面に出しましょう。
Unity2Dでは画面上に表示する画像のことを「スプライト」と呼びます。
ダウンロードした画像をプロジェクトビューに登録しましょう。
エクスプローラから画像をプロジェクトビューにドラッグします。
ドラッグするファイル名は「SpaceShooterAssetPack_Ships.png」です。
登録した画像ファイルを分割します。
登録した画像ファイルには、ひとつのキャラクターではなく、いくつかのキャラクターが描画されています。ゲーム中では、一体づつのキャラクターを利用したいので分割の処理をします。
プロジェクトビューの画像ファイルをクリックして選択してください。
画面右側にInspectorが表示されます。
SpriteModeで「Multiple」を選択します。
SpriteEditerのボタンをクリックします。
画面左上のSliceをクリックして、Pixel SizeをX「8」、Y「8」(小さいキャラのサイズに合わせる)にします。
Sliceボタンをクリックし、画面右上のApplyをクリックして画像を分割します。
分割した画像の中から白いSpaceShip(SpaceShooterAssetPack_Ships_1)をシーンビューにドラッグします。
シーンビューに配置されたスプライトがヒエラルキービューにも一覧として表示されます。
これでSpaceShipのオブジェクトが配置されました。
このままでは、配置したキャラのサイズが小さいのでサイズを変更します。
プロジェクトビューの画像をクリックして、Inspectorを表示します。
InspectorのPixelPerMinitを「16」に変更します。(小さい値程画像が大きく表示されます)
Applyをクリックしてサイズを確定します。
配置したオブジェクトのオブジェクト名を変更します。
ヒエラルキービューのSpaceShooterAssetPack_Ships_1をクリックして、Inspectorを表示します。
Inspectorのオブジェクト名をクリックして、「SpaceShip」に変更します。
合わせて自機の画面上の位置を下記のように変更しましょう。
Transform Position X:「0」、Y:「-3.5」に設定します。
ここまでで、ダウンロードした画像から、自機をシーンビューに配置することが出来ました。
画面上の実行ボタンをクリックしてみましょう。
現在の開発状況(配置された自機が表示される)が実行されます。
次回からはプログラミングを行い、自機を動かして行きたいと思います。